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スノーデン事件のあらすじまとめ、亡命先はエクアドル?事件の真相は謎につつまれたまま [時事ニュース]

エドワード・スノーデン氏について、親米派と相対する意見をもつ人たちで対応が割れている。

スノーデン氏は、かつてアメリカのNSA(国家安全保障局)の契約局員としてハワイで勤務していた。

その時に、NSAの個人情報に関する機密に関するいろいろな情報を閲覧できる立場にあった。

2013年5月にスノーデン氏は、病気の治療のために3週間休むと言って香港へ行ったが、その後消息を絶って、メディアのインタビューで、アメリカ政府が世界中で6万1000件以上の中国大陸と香港の政治やビジネスの情報を含む個人情報をハッキングにより収集していると発表。

その内容としては、コードネーム「PRISM(プリズム)」と名付けられた検閲システでインターネットを通じてハッキング行為なしにメールやチャット、ビデオ会議など1000にも上るコンピュータシステムに進入できるという。

これに驚いたアメリカ政府はスノーデン氏に対して逮捕状を出し「容疑者」として指名手配した。

各国に引き渡しを求めたのだけれども、内容が「他国の個人情報を不当に閲覧している」という内容なので、個人情報や機密情報が収集されているかもしれない国にとっては「容疑者」でもなんでもない、むしろ情報提供協力者になりえてしまう。

イギリスなど親米の国は航空各社に対し、国内にスノーデンを移送しないよう警告するなどアメリカに配慮した対応をとっているが、ロシアや中国など、サイバー情報戦で相対している国が取る対応は微妙になってくる。

実際、香港では、民主派・親中派などによりプライバシーや人権の侵害だとして、スノーデンへの支援を訴えたデモが行われたりしている。

6月25日には、スノーデン氏は香港を出てモスクワに到着したとみられるが、空港ホテルでロシア駐在のエクアドル大使が保護に動きそうな状況だ。

香港政府は、アメリカの拘束要請に対して「資料と法律上の条件がそろってなかったのでできなかったよー」と言い、ロシアについては、アメリカがロシアに「こっちはロシア人容疑者7人の引き渡しに応じたじゃん!」と言ったがロシアは「あんたのとことは引き渡し要請結んでないから応じられないよッ」と言っていて、告発サイト「ウィキリークス」がスノーデン氏の亡命に協力姿勢を示している状況もあり、このままだとちょっとアメリカにとってよろしくないことになりそうだ。

誰に正義があるのかはまだちょっと良く分からない状況だが、アメリカに対して素直な態度をとらなかった中国とロシアについては、今後ちょっと関係が悪くなってしまうかもしれない。
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